朋友クリニック

脳卒中

脳出血

脳卒中の約25%を占める脳出血は、脳の血管が破れ、正常な脳内に血液が拡がることによって発症します。高血圧が原因で起こる脳出血を『高血圧性脳出血』といい、脳出血全体の 約70%を占めます。高血圧を長期間放置しておくと、脳の細い血管で動脈硬化が進行することでもろくなり、ちょっとした血圧の変化で血管が破綻して発症します。

他の脳出血の原因としては、『脳動脈瘤の破裂』(クモ膜下出血で発症する方が多い)や『もやもや病』、『脳動静脈奇形』、『硬膜動静脈瘻』、『海綿状血管腫』、『アミロイドアンギオパチー』などがあります。

共通する主な症状は、脳梗塞同様、

① 片方の手足に力が入らない。
② 片方の半身がしびれたり、感覚が鈍い。
③ ろれつがまわらない。
④ 言葉が出にくい。言葉が理解できない。
⑤ めまいがする。
⑥ 吐き気や嘔吐がある。
⑦ けいれんする。
⑧ 意識がもうろうとする。
⑨ 物が二重に見える。
⑩ 視野が欠ける。

上記に加え、頭痛で発症するケースもあります。
治療はおおむね血圧コントロールが中心ですが、特殊な血管の病気が隠れている場合は、再出血予防のために手術を必要とすることもあります。また出血の範囲が大き過ぎる場合は生命を脅かすこともありますので、救命目的で手術を要することも少なくありません。

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